【中部経済新聞】ネオレックス バイバイ タイムカード クラウドで高機能勤怠管理

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名古屋発の技術ベンチャー企業でシステム開発の事業を展開するネオレックス(本社名古屋市熱田区、http://www.neorex.co.jp/)。2003年にスタートしたクラウド勤怠管理システム「バイバイ タイムカード」が現在、利用企業92社を数えるヒットとなっている。

 ICカード、QRコードを利用し、従業員の出退勤時刻の記録を専用サーバーで管理して集計業務と給与計算を自動化する勤怠管理システム。もともと同社は飲食店向けの受発注システムを開発していたが、得意先の飲食店から勤怠管理の集計作業もできるシステムはないかと要望があり、受発注システムに勤怠管理システムを加えたシステムを開発した。この勤怠管理システムを汎用性のあるパッケージソフトとして製品化したのが「バイバイ タイムカード」だ。

 その特徴は、インターネットを利用したクラウドや、SaaS(サース)、ASPと呼ばれるサービスだということ。つまり、扱いが難しくて高価なサーバーを購入し、社内に設置して管理する必要がない。クラウドビジネスは「ありがとうをいただくビジネス」だと駒井拓央社長は言う。ユーザーもサーバーを購入しないので、気に入らないならすぐ解約できる。そのため受注よりも、ユーザーに満足してもらうことを最大の目的とする。

 03年のスタート時は利用者数は500人弱だったが、ユーザーの満足度を高めるために日々研さんを重ねた。やがて06年に西武グループからの受注があり、それから一気に広がっていった。その後もIKEAジャパン、日本郵政(かんぽの宿)など次々と大規模案件を受注し、11年には利用者数が約8万人を突破するまでになった。

 機能面でも進化していて、08年にパソコンのログオンで自動打刻するソフト「ソフトタイムレコーダー」を開発。また同年、指静脈認証による打刻方式にも対応するようになった。さらに12年にはアップル社のタブレット端末iPadをQRコードタイムレコーダーにする業務用アプリ「バイバイ タイムカード for iPad」を開発し、注目されている。

(2013年3月19日 中部経済新聞)

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