約100倍速いサーバレスポンスタイムを発表（2011年上半期）

2011.11.24
プレスリリース

クラウドシステム開発の株式会社ネオレックス（本社：名古屋市熱田区、社長：駒井拓央）は、ネオレックスの提供するクラウド（SaaS･ASP型）勤怠管理システム「バイバイタイムカード」の、2011年度上半期における平均サーバレスポンスタイムを公表いたします。

バイバイタイムカードのサーバレスポンスタイム

2011年4月～2011年9月までの平均レスポンスタイム

	2011年 4月	2011年 5月	2011年 6月	2011年 7月	2011年 8月	2011年 9月
月間平均レスポンスタイム	0.034秒	0.031秒	0.031秒	0.032秒	0.033秒	0.033秒
最も悪かった時間帯の値	0.256秒	0.072秒	0.109秒	0.066秒	0.061秒	0.305秒

月間の平均レスポンスタイムは、いずれも0.03秒台と安定した数字でした。これは、公表されている一般的なクラウドサービスに多くみられる保証応答速度3秒以内という数字に対して、約100倍速いという好結果です。

また、締日付近のアクセスの集中などにより、一時的に平均レスポンスタイムが良くなかった時の数字も0.06秒から0.3秒と、一定水準以下に抑えることができました。

私たちはこの、日常の快適さを表す「平均レスポンスタイム」と、混雑時の品質を表す「1時間の平均レスポンスタイムが最も悪かった時間帯の値」の2つを、クラウドの動作速度に関する標準品質指標として、今後定期的に発表していきたいと考えております。

サーバレスポンスタイムとは

ホームページなどでクリックされたリクエスト情報をインターネット経由で受け取ったサーバは、その内容に基づきデータを生成、同じくインターネットを経由して、クリックしたユーザーのもとへ結果を返します。この通信部分を除いた、サーバがリクエストを受け取ってからデータを生成して発信するまでの時間を、私たちはサーバレスポンスタイムと言っています。

つまり、サーバレスポンスタイムが早ければ、利用者はサクサク快適に操作を進められますし、サーバレスポンスタイムが遅いと、クリックするたびに待たされてしまうという事になります。

私達ネオレックスは創業以来、人にやさしいコンピュータインターフェイスの提供にこだわって参りました。そして、コンピュータシステムの使いやすさを追求する上で、サーバレスポンスタイムの速さは、操作の快適さに非常に大きな影響を与えると要素であると考え、力を入れて参りました。

今はまだ、クラウドサービスの品質を語る際に、サーバレスポンスタイムについて語られることはそれほど多くありませんが、クラウドがより多くのビジネスシーンで実際に活用されるようになるには、サーバレスポンスタイムによって左右される快適さの品質が、必ず重要な要素となってくるものと私たちは考えています。

バイバイタイムカードの高速レスポンスの秘密

バイバイタイムカードの高速レスポンスの秘密は、ネオレックスで独自開発したバイバイタイムカード専用のデータ処理システム「EAST WIND for BT」（Evolving Data Handling System With In Process On Memory Database for Bye Bye Timecard）にあります。

東風 EAST WIND for BT EAST WIND for BTは、独自開発のオンメモリデータベースと、関連する多様なクラス群によって構成されているデータ処理システムです。

一般的には別プロセスとして利用されることが多いオンメモリDBを、バイバイタイムカードのプロセス内に組み込むことにより、通常のハードディスク上にあるDBへのアクセスに比較して約100倍、一般的なオンメモリDBと比較しても10倍以上の高速化を実現しました。

今後の計画

ネオレックスのデータ処理システム「EAST WIND for BT」は、これからもより速く、快適にバイバイタイムカードを使っていただけるよう、進化を続けて参ります。そして、Webを介したクラウドアプリケーションであっても、十分快適なスピードでご利用いただけることを示し、今後のクラウドサービス普及に貢献できればと思っております。

バイバイタイムカードとは

バイバイタイムカードは、タイムカード、タイムレコーダー等を利用して行われている従業員の出退勤時刻の記録と、それらの集計作業や給与計算ソフトへの入力作業を自動化する、クラウド（SaaS･ASP型）勤怠管理システムです。

「パソコン、携帯電話、バーコード、QRコード、ICカード、指静脈などの多種多様な打刻方法（タイムレコーダー）」と、「低価格でフレキシブルなカスタマイズ対応」を特徴とし、2008年にはASP SaaSアワードにて業務系分野グランプリを受賞、2009年には独立行政法人情報処理推進機構（IPA）より、「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー 2009」に選出されました。 2003年のサービス開始以来、西武グループさん、イケア・ジャパンさん、日本郵政公社の「かんぽの宿」さんなどの、大手企業でもご採用をいただき、現在8万人以上の方々の勤怠管理をさせていただいています。

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